昨今、フリマサイトやカーシェアなど、さまざまな業界でマッチングサイトが提供されています。
そして、ブライダル業界にもマッチングサイトが登場しつつあります。ただ、他の業界に比べると提供されているマッチングサイトは少なく、これからの参入でも決して遅くないでしょう。
そこで、本記事ではおすすめのブライダル業界マッチングサイトを3つ紹介するとともに、仕組みや収益モデル、効果的な開発手法まで詳しく解説します。
ブライダル業界マッチングサイトおすすめ3選
さっそくブライダル業界マッチングサイトを3つみていきましょう。
プラナビ|ブライダル業界の活性化を実現すべく登場
出典:株式会社ニューバリューフロンティア「プラナビ」
プラナビは、フリーランスや副業で働くウェディングプランナーと結婚式場運営企業をつなぐ、ブライダル業界初のマッチングサービスです。ブライダル業界の活性化を目的として開発されました。
誰が接客しても一定の成約率を出すための「トーク台本の作成」や成約率アップ成功率100%の「研修制度」など、登録しているウェディングプランナーが即戦力となるための仕組みを構築することで他社との差別化を図っています。
Wedding Me Works|ブライダル業界に特化した人材マッチング
出典:株式会社アナロジー「Wedding Me Works」
Wedding Me Worksは、「フリーランスや副業でウェディングプランナーとして働く人」と「結婚式場を運営する企業」をつなぐマッチングサイトです。原則、ウェディングプランナーと結婚式運営企業は、業務委託契約を結びます。
累計取扱件数は170を超え、登録プランナーは121名で、取扱件数・登録プランナー数ともに増加傾向です。
Wedding Me Worksは契約形態に業務委託を採用し、「スポットで働きたい」「正社員としては働きたくない」といったウェディングプランナーをターゲットに絞ることで、ユーザー獲得に成功しています。
weco|オリジナルの結婚式づくりが実現する
出典:株式会社カーロカーラ「オリジナルウエディングづくり weco (ウェコ)」
wecoは、ウェディングプランナーだけでなく、カメラマン・司会者・ウェディンググッズの制作者など、結婚式に関わるあらゆるプロフェッショナルと新郎新婦をつなぐマッチングサイトです。
「能舞台での結婚式」や「ヘリコプターでの結婚式」など、完全オリジナルの結婚式が実現する点で他社との差別化を図っています。
また、ユーザーの参考になるよう、ホームページにさまざまな結婚式の実例を掲載することで、ユーザーの利用を促進しています。
ブライダル業界マッチングサイトの仕組みは2つ
ブライダル業界のマッチングサイトの仕組みは主に以下の2つです。
- ウェディングプランナーと新郎新婦のマッチング
- ウェディングプランナーと結婚式場運営企業のマッチング
それぞれの仕組みについて詳しくみていきましょう。
ウェディングプランナーと新郎新婦のマッチング
ブライダル業界には、ウェディングプランナーと新郎新婦を直接つなぐマッチングサイトがあります。
ウェディングプランナーといっても、マッチングサイトではフリーランスや副業で働いている人をターゲットとしていることがほとんどです。
また、ウェディングプランナーだけでなく、カメラマン・司会者・グッズ制作者などのプロフェッショナルとマッチングできるサービスも提供されています。
働き手の「自らの技術や経験を活かしたい」「すきな時間だけ働きたい」といったニーズ、新郎新婦側の「オリジナリティ(個性)を出したい」「コストを抑えたい」といったニーズを満たしている点が特徴です。
ウェディングプランナーと結婚式場運営企業のマッチング
ウェディングプランナーと結婚式場運営企業をつなぐマッチングサイトも、ブライダル業界の代表的なマッチングサービスです。
ウェディングプランナーの「憧れの結婚式場で働いてみたい」「全国色んな場所の結婚式で働きたい」といったニーズ、結婚式場運営企業の「繁忙期や急な人材不足のときだけ人材を調達したい」「すぐに優秀な人材を調達したい」といったニーズを満たしています。
マッチングサイトの多くは業務委託契約によってウェディングプランナーに仕事を依頼できるため、採用する必要がなく、人材調達・確保のコストを抑えられる点が特徴です。
ブライダル業界マッチングサイトの主な収益モデル
ブライダル業界マッチングサイトの主な収益モデルは「成功報酬型」です。ウェディングプランナーと新郎新婦、ウェディングプランナーと結婚式場運営企業のマッチングや契約が成立した際に報酬が発生します。
例えば、あるマッチングサイトではマッチングが成立した際に、結婚式場運営企業がウェディングプランナーに支払う報酬の20%を、結婚式場運営企業から徴収する収益モデルを採用しています。
現在提供されているブライダル業界マッチングサイトでは、成功報酬型のみを採用していることがほとんどで、基本的にマッチングや契約が成立するまでのサービス利用は無料で提供している点が特徴です。
他の収益モデルと併用することで利益率アップを目指せる
成功報酬型をメインとするブライダル業界マッチングサイトですが、ユーザー数が増え、利用が安定してきたら、他の収益モデルと併用することで利益率アップを目指せます。
併用できる具体的な収益モデルには、「広告収入型」が挙げられます。マッチングサイト内に広告枠を設け、広告主から広告費を徴収する収益モデルです。
結婚や結婚式に関連した企業から広告を出稿してもらうことで、マッチングサイトそのものの信頼度向上といった効果も期待できます。
ただし、ある程度のユーザー数を確保できていなければ、広告効果が薄いとして広告主がなかなか見つからない可能性があります。そのため、まずはユーザー獲得に注力し、運営が安定してきた頃に導入を検討するとよいでしょう。
ブライダル業界マッチングサイトの構築ならノーコード開発
ブライダル業界マッチングサイトを構築するなら、ノーコード開発がおすすめです。
まだまだ優位性を確保している企業が少ないブライダル業界のマッチングサイトでは、いかに他社より先にサービスをリリースし、ユーザーのニーズに合わせて改善・アップデートできるかが重要です。
その点、ノーコード開発はドラッグ&ドロップといった直感的な操作のみで開発を進められます。
そのため、「IT人材の確保・育成」や「プログラミング言語を用いたコーディング」といった手間が省け、一般的なスクラッチ開発やパッケージ開発に比べて圧倒的なスピード感での開発が実現します。
また、スクラッチ開発やパッケージ開発だと500~3000万円程度のコストが必要ですが、ノーコード開発にかかる費用相場は100~500万円程度と低コストでの開発が可能です。
「スピード感のある開発を行いたい」「コストをできる限り抑えたい」という方は、ぜひノーコード開発によるマッチングサイト構築を検討してみてください。
まとめ
ブライダル業界のマッチングサイトは、他の業界に比べてすでに提供されているサービスの数が少なく、これからの参入も決して遅くありません。
ただし、マッチングサイトを構築する際は、現在提供されているマッチングサイトと差別化を図ることが重要です。
今回紹介したマッチングサイトを参考にしながら、自社ならではのブライダル業界マッチングサイトを構築してください。