「ビジネスマッチングサイトとは一体どんなもの?」
「どのビジネスマッチングサイトを選べばよい?」
「ビジネスマッチングサイトを構築するにあたって参考サイトを知りたい!」
このような悩みを抱えている方向けに、本記事ではおすすめビジネスマッチングサイト20選と、収益モデルや作り方などを詳しく解説します。
おすすめビジネスマッチングサイト20選
さっそくおすすめのビジネスマッチングサイト20選を1つずつみていきましょう。
比較ビズ|運営歴17年目という実績
出典:株式会社ワンズマインド「比較ビズ」
比較ビズは、発注先企業を一括で比較できるビジネスマッチングサイトです。運営歴17年目を迎え、過去に10万社のマッチングを成立させているなど、豊富な実績があります。180もの業種から仕事の発注先を探せるため、あらゆる発注シーンに対応できます。
仕事の依頼や見積について、運営企業が電話やメールでサポートしてくれるサービスもあるため、安心して利用できる点も魅力です。
アイミツ|累計30万件のマッチング実績
出典:PRONI株式会社「アイミツ」
アイミツは、一緒に仕事をしてくれるパートナー企業を探せるビジネスマッチングサイトです。累計30万件のマッチング実績を誇り、出会える企業は2,500社にものぼります。
「売上アップを目指したい」「業務効率化を図りたい」「組織強化に力を入れたい」など、さまざまな目的に合わせてパートナー企業を探すことが可能です。
「こんなこと頼める企業があるのかな…」といった明確化できていない相談も可能なため、気軽に活用できます。
発注ナビ|理想のシステム会社やIT製品を探せる
出典:発注ナビ株式会社「発注ナビ」
発注ナビは、システム開発やIT製品・サービスなどのIT案件に特化したビジネスマッチングサイトです。ITに詳しい専門スタッフがヒアリングをもとに最適な企業や製品・サービスを紹介してくれます。
全国5,000社以上の開発会社や製品・サービスの情報が自社データベースに入っており、マッチング精度が高い点も魅力です。
Web幹事|HP制作会社を探すなら
出典:株式会社ユーティル「Web幹事」
Web幹事は、HP制作会社を紹介する日本最大級のビジネスマッチングサイトです。発注の準備から制作会社の紹介までをすべて無料で行ってくれます。登録企業数は全国5,000社を超え、最適なWeb制作のプロを探せます。
月間400件以上の相談実績もあるため、ビジネスマッチングサイトを初めて利用するという方でも安心です。
Boxil SaaS|導入したいITサービスが見つかる
出典:スマートキャンプ株式会社「BOXIL SaaS」
Boxil SaaSは、勤怠管理・顧客管理・経費精算など、煩雑な業務の自動化を目的としたITサービスを効率的に比較できるビジネスマッチングサイトです。これまで700社以上のITサービスが掲載され、マッチングサイトの会員数は13万人を超えています。
気になるサービスを複数選択するだけで、自動で比較表を作ってくれる機能が搭載されている点も特徴です。
Biz-Create|大手金融機関が運営
出典:株式会社三井住友フィナンシャルグループ「Biz-Create」
Biz-Createは、三井住友フィナンシャルグループが運営するビジネスマッチングサイトです。利用企業は約1万6,000社にものぼり、月間商談件数は1,800件を超えます。
また、会員企業のうち40%以上が年商100億円を超える大企業で、病院・大学・地公体なども登録しているため、さまざまな規模や業種の企業と出会える点も魅力です。
Ready Crew|ベンチャー企業から上場企業まで幅広い企業が活用
出典:フロンティア株式会社「Ready Crew」
Ready Crewは、これまで4万6,000件以上の利用実績があるビジネスマッチングサイトです。業界や業種を問わず、最適なパートナー企業・発注先を無料で提案してくれます。
発注先を探す目的だけでなく、相手企業の「センス」や企業同士の「相性」といった言語化しにくい要素も含めて提案してくれる点が特徴です。問い合わせ後、登録や契約書を交わすことなくヒアリングに進んでくれるスピード感も魅力です。
一括.jp|最短2分で問い合わせ可能
出典:株式会社 eclore「一括.jp」
一括.jpは、運営歴15周年を突破した実績のあるビジネスマッチングサイトです。これまでの相談件数は11万件にものぼり、掲載企業数は6,000社を突破しています。
フォームから情報を一度入力するだけで、条件に合った複数の業者に一括で問い合わせを行うことが可能なため、業者探しに面倒な手間がかからず、問い合わせ後は待つのみです。
リカイゼン|無料で相談先・依頼先探しをサポート
出典:リトライブ株式会社「リカイゼン」
リカイゼンは、あらゆる場面の相談先や依頼先を探せるビジネスマッチングサイトです。取扱案件は1万件を超え、相談できる専門領域は「ITインフラ」「Web制作」「映像制作」「ビジネス支援」など幅広く対応しています。
16年という運営実績からサポートが充実しており、企業の選定や契約締結からプロジェクトの進行までサポート可能なため、ビジネスマッチングサイトの利用が初めての方でも安心です。
オンリーストーリー|決裁者マッチングが得意
出典: 株式会社オンリーストーリー「ONLYSTORY」
オンリーストーリーは、決裁者マッチングや決裁者向けマーケティングに特化したビジネスマッチングサイトです。「決裁者」という分野一筋で約10年もの実績を誇ります。
ベンチャー企業から大手企業まで7,000人以上の審査済み決裁者が登録しており、毎日3人の決裁者を提案してくれます。マッチング成立後は、決裁者とチャットでやり取りできるという手軽さも魅力です。
リンカーズソーシング|ものづくり業界の悩みを解決する
出典:リンカーズ株式会社「リンカーズソーシング|ものづくり支援プラットフォーム」
リンカーズソーシングは、必要な「技術」を効率的に探せるビジネスマッチングサイトです。全国の産業コーディネーター・中小企業ネットワーク・リンカーズ独自のデータベースを活用して、ものづくり業界における悩みの解決に役立つパートナー企業を探せます。
バイオ産業・エレクトロニクス・医療器具・環境エネルギー・繊維・建設建材など、ものづくり業界に関連する幅広い企業に対応しています。
CxO人材バンク|成長支援に最適な人材を紹介
出典:株式会社IR Robotics「CxO人材バンク」
CxO人材バンクは、上場企業や上場準備企業の成長支援を行うためのビジネスマッチングサイトです。経営に関われるようなポジションを紹介してくれるという魅力があります。
選考にはコンサルタントが原則同席することで、その場の状況に応じて適切なフォローを行ってくれる点も特徴です。
単に求人案件を紹介するだけでなく、双方の理解を深められるようオフラインで交流できる機会をつくるといった個性的なサポートも行っています。
EMEAO!|条件・要望に最適な専門業者を紹介
出典:株式会社 eclore「EMEAO!」
EMEAO!は、コンシェルジュに希望条件や要件を相談するだけで複数の優良業者を紹介してくれるビジネスマッチングサイトです。相談時は、簡単なインタビューに答えるだけでよいため、専門知識も必要ありません。
EMEAO!への登録には第三者機関の審査が必要で、審査に通過した業者のみが登録しているため、安心して利用できます。
earthkey|長期にわたり良好な関係を構築できるようサポート
出典:株式会社アースキー「earthkey」
earthkeyは、最適なパートナー企業を探せるだけでなく、長期にわたりパートナー企業と良好な関係が構築できるようサポートしてくれるビジネスマッチングサイトです。
とくにスタートアップ企業に最適なビジネスマッチングサイトであり、経営アドバイザー・M&A・資金調達・取引先開拓・協業や提携など、さまざまな目的に合わせて利用できます。
AUBA|オープンイノベーション支援を行う
出典:株式会社eiicon「提携先パートナーと誰もが出会える時代へ – AUBA (アウバ) | 日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム」
AUBAは、オープンイノベーション支援をメインとするビジネスマッチングサイトです。戦略策定・体制構築・共創パートナー探索など、フルカスタマイズで自社向けのプランを提案してくれます。
スタートアップ・中小企業・大企業・自治体など、幅広い企業に活用されています。「今注目されている分野」「提携ニーズ」などのさまざまな条件・形でパートナー企業を探せる点が特徴です。
WizBiz|自社が抱える課題から最適なパートナー企業が見つかる
出典:WizBiz株式会社「WizBizビジネスマッチング」
WizBizは、自社が抱える課題を検索するだけで解決手段となる企業やサービスが見つかるビジネスマッチングサイトです。累計20万社以上が利用しており、経営課題の解決を得意としています。
検索して求める企業やサービスがなかった場合でも、課題や悩みを登録しておくだけで、全国の登録企業からオファーが届く点も魅力です。
BizOn!|経営者・フリーランス専用
出典:WizBiz株式会社「経営者専用ビジネスマッチングアプリBizOn!|ビズオン」
BizOn!は、経営者・フリーランス専用として提供されているビジネスマッチングサイトです。サービス開始からわずか2年でマッチング総数21万組を超えています。
毎日5人、毎月150人もの経営者を無料で紹介してくれるため、パートナー探しだけでなく、人脈や経営者の仲間づくりなどにも役立ちます。プロフィール登録はわずか5分ほどで完了するため、気軽に利用できる点も魅力です。
J-GoodTech|海外展開に向けたパートナー企業探しが可能
出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「J-GoodTech ジェグテック」
J-GoodTechは、中小企業向けに提供されているビジネスマッチングサイトです。売上の拡大や取引先の確保だけでなく、海外展開に向けたパートナー企業探しといった目的にも対応しており、登録している海外企業は約8,000社にものぼります。
あらゆる業種の海外企業・大企業・中小企業の約3万3,000社が会員で、年間1万件のマッチングが行われています。
コンペル|厳選した発注先を紹介するまとめサイト
出典:株式会社ジャパンプ「コンペル」
コンペルは、あらゆるカテゴリの発注先を厳選して紹介するビジネスマッチングサイトです。カテゴリが一覧表示されているため、希望条件や目的に最適な発注先を効率的に探せます。
クレームが多い企業はすぐに掲載を中止するため、優良企業が集まっており、最大6社を同時に比較できる点も魅力です。
つなぎ屋本舗|新規取引先の開拓に効果的
出典:モバイルバリュージャパン株式会社「つなぎ屋本舗」
つなぎ屋本舗は、自社の商品・サービスを販売する新規取引先を探せるビジネスマッチングサイトです。無料でPRしたい商品・サービスを掲載でき、マッチングが成立しても手数料や成約金といった料金は一切発生しません。
エリア・業種・条件・特徴・キーワードなど、さまざまな検索条件から探せるため、自分が探しやすい方法を選べる点が魅力です。
ビジネスマッチングサイトの主な収益モデル
ビジネスマッチングサイトの主な収益モデルには以下の3つが挙げられます。
- 月額掲載型
- 成果報酬型
- 課金型
それぞれの収益モデルについて詳しくみていきましょう。
月額掲載型
月額掲載型は、一定期間の掲載に対して月額料金を徴収する収益モデルです。月額料金の相場は1~10万円程度といわれています。
掲載期間中は常にマッチングサイト上に自社や自社商品・サービスを表示できるため、幅広いユーザーの目に留まるというメリットがあります。マッチングサイトによっては初期費用が必要となるため、事前に確認することが大切です。
成果報酬型
成果報酬型は、マッチングによって契約や購入が完了した際に成果報酬を徴収する収益モデルです。契約・購入金額に対して一定の割合が設定されているのが一般的で、割合はマッチングサイトによって異なり、契約金額の5~20%程度が相場といわれています。
契約や購入が完了した際にしか料金が発生しないため、「月額料金を支払ったのに契約が1件もとれなかった…」といったリスクを回避できる点がメリットです。
リード課金型
リード課金型は、見込み顧客や見込み案件が発生した時点で手数料を徴収する収益モデルです。
案件1件あたり5,000~2万円程度が料金相場といわれており、具体的な契約を進めたいという企業とマッチングした際に課金されるケースや、資料請求のみで課金されるケースなどが挙げられます。
成果報酬型と同様、効果が期待できる段階でしか料金が発生しない点が魅力です。
ビジネスマッチングサイトの作り方
ビジネスマッチングサイトの作り方としては、主に「スクラッチ開発」「パッケージ開発」「ノーコード開発」の3つが挙げられます。
ただ、スクラッチ開発とパッケージ開発は専門知識が必要なうえ、莫大なコストが必要となることから、自社開発が実現しないケースも少なくありません。
一方で、ノーコード開発は専門知識が必要なく、他の開発方法に比べて開発コストを抑えられるため、自社開発の実現が可能です。
そこで、今回はノーコード開発によってビジネスマッチングサイトを構築する具体的な手順を解説します。
搭載機能を洗い出す
まずは、ビジネスマッチングサイトに搭載したい機能を洗い出しましょう。「機能の洗い出しはノーコードツールを選んだあとでもよいのでは…?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ノーコード開発はノーコードツールであらかじめ提供されている機能パーツを、ドラッグ&ドロップで組み合わせていくという開発手法です。
そのため、搭載したい機能がノーコードツールで提供されていなければ、専門知識を駆使したカスタマイズが必要となってしまいます。そのため、必ず搭載機能の洗い出しは、ノーコードツール選定前に行いましょう。
ビジネスマッチングサイトにあると便利な機能としては、あらゆる条件で探せる「検索機能」や条件を登録しておくだけで企業から依頼がくる「オファー機能」などが挙げられます。
すでに多くのビジネスマッチングサイトが提供されていることから、ニッチなジャンルに特化したものや自社ならではの機能を搭載し、差別化を図りましょう。
ノーコードツールを選定する
次に開発に利用するノーコードツールの選定から始めます。ノーコードツールといってもHP制作向けやアプリ開発向けなど、ツールによって得意分野が異なります。そのため、マッチングサイト制作向けのノーコードツールを選びましょう。
あらかじめ洗い出した搭載したい機能とノーコードツールで搭載できる機能が合致しているかを確認することも大切です。ノーコードツールでは搭載できる機能が限られるため、できる限り洗い出した機能が提供されているノーコードツールを選ぶとよいでしょう。
また、基本的にどのノーコードツールもドラッグ&ドロップといった直感的な操作のみでの開発が可能です。
しかし、ノーコードツールの種類によって操作性が異なるため、導入前にトライアルや無料プランなどを活用して、操作性を比較したうえで自社に合ったノーコードツールを選定してください。
サイトデザインを行う
利用するノーコードツールが決まれば、機能パーツを組み合わせながらサイトデザインを行っていきます。
ノーコードツールによっては豊富なデザインテンプレートが提供されているため、好きな雰囲気のテンプレートがあれば時間をかけずにデザインすることが可能です。
デザインテンプレートを利用せずに、レイアウトや表示項目を自らカスタマイズすることも可能なため、理想のデザインに合わせた方法でデザインを行ってください。
データベースやロジックの構築を行う
ノーコード開発であっても、データベースやロジックの構築は欠かせません。
具体的な運用に向けて、マッチングサイトを構築するデータを管理する場所の確保、「このボタンがクリックされたら専用のチャット画面が起動する」といったロジックの構築などを進めていきましょう。
テスト運用を実施する
データベースやロジックの構築までを終えたら、本格運用の前にテスト運用を実施しましょう。テスト運用では、「正常に動作するか」「視認性は悪くないか」「不足している機能はないか」などの確認を行います。
問題点が見つかれば本格運用の前に改善を繰り返し、修正を完了させておきましょう。テスト運用で問題がなければ、本格運用に移っていきます。
ビジネスマッチングサイト開発にかかる費用相場
ビジネスマッチングサイトの開発費用相場は、開発手法によって異なります。スクラッチ開発であれば1000万円を超えることが多く、パッケージ開発でも300~500万円程度と高額になる傾向があります。
しかし、ノーコード開発では毎月の運用費として月額2~5万円程度が必要となるものの、初期費用は100~500万円程度と、他の開発手法に比べて大幅に開発コストを抑えることが可能です。
そのため、「コストを抑えた開発がしたい」といった方には、ノーコード開発が向いています。
まとめ
現在、さまざまなビジネスマッチングサイトが提供されているため、自社の目的に合わせて利用するサイトを選定しましょう。また、これからビジネスマッチングサイトを構築しようと検討している方は、収益モデルや開発手法の見極めが重要です。
採用する収益モデルや開発手法によって開発にかかるコストが大幅に変動するうえ、最適なキャッシュポイントを設定できないとビジネスとして失敗につながりかねません。
ビジネスマッチングサイトを開発する際は、自社にとって最適な収益モデルと開発手法を採用し、参考として今回紹介したビジネスマッチングサイトを役立ててください。